人は幸せを維持するのが下手くそ!?ヘドニック・トレッドミル現象とは!

心理学

人生で一番幸せだった時ってありますか??

 

…あると答えた方

その幸福感は、今も継続してますか??

 

してる!と答えられる方は、本当に文字通り幸せ者です。

 

何故なら

人間は幸せを維持するのがとても苦手な生き物

だからです…!

 

ヘドニックトレッドミル現象

 

幸福な環境に置かれても、その幸福感に慣れてしまい

徐々に幸福感が下がっていく…。

 

まるで同じ場所で

ランニングマシン(トレッドミル)を延々と走り続ける

かの様なこの現象を、心理学では

 

ヘドニック・トレッドミル現象

 

といいます。

 

アメリカ、イリノイ州の実験

 

1978年にノースウエスタン大学の社会心理学者フィリップ・ブリックマンにより

イリノイ州の宝くじ当選者22人に

 

「宝くじに当たった後、どれくらい幸せになりましたか??」

 

と質問するという実験が行われました。

 

まず当選直後にその質問をした結果、当選者全員が

 

「以前よりはるかに幸せになった」

 

という回答をしました。まぁ普通ですね。

 

しかしここからなんですけど

その一年後に再び同じ人達に同じ質問をすると

 

「宝くじに当たっても以前と幸福度は変わらない」

 

という回答に変化していたそうなんです。

 

幸せなのが普通になっていく??

 

この様に、人は幸福になると

自分が幸福な状態でいる事に徐々に“慣れ”が生じてきて

 

少なくとも一年後には自分が幸福であるという感覚がなくなってしまう…

というわけです。

 

更なる幸せを追い求め続ける

 

つまり、元々の環境よりもワンランク幸福度が高い環境が

“普通”と化してしまってるわけなので

 

今度は無意識に元々の環境よりもツーランク幸福度の高い環境を求める…

という無限ループに陥っちゃうわけですね。まさにトレッドミル。

 

“慣れ”の存在は一長一短

 

そんな幸福感に対する慣れによる悪循環こそが

ヘドニック・トレッドミル現象なわけですが

 

慣れるという事自体はもちろん、悪いことではありませんよね。

 

イリノイ州のもう一つの実験

 

先程お話した実験には、実は続きがあります。

その後ブリックマンは

今度は事故で半身不随になった29人に同様の調査を行いました。

 

自己直後が

かなり不幸になった」

という回答だったのに対して

 

その一年後には無作為に選んだ普通の人達と、幸福度に違いがなかったんです。

 

つまり、幸福も不幸も数ヶ月で慣れてしまうという事です。

 

心理学では、こういう慣れの事を“馴化”と言います。

 

馴化=防衛システム

 

辛い立場に居続けざるを得ない時

その状況に慣れる事ができなければ

精神的な負担をずっと負い続けれなければいけません。

 

なので馴化は、人に関しては

対ストレスの防衛システムの様な役割を果たしてるのかもしれません。

 

まとめ

 

防衛システムによって支払わされる

“対価”とも言えるヘドニック・トレッドミル現象ですが

大事なのは

・過度に幸福を追求しない
・自分にないものではなく、自分にあるものに意識を向ける

事だと思います。

 

特に幸福の追求に関しては

「他人から幸せだと思われたい」

という承認欲求が絡んだ場合、更に負のスパイラルにハマる事があります。

 

希望を持ちつつ、適度に絶望も持つ

絶妙なセルフコントロールが、幸せになる為に必要な条件のようです……!

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ミズキ ヒラサカ

ミズキ ヒラサカ

“何かを作る事”と“何かを作る人”が好きな29歳。偽名。 日々写真を撮りつつブログを書きつつ自分の考えをメモに残しつつトラックメイクもやる読書家のIT系通信制大学生で、カオスな毎日を送っている。 実はものすごい天パー。
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